長崎県政でのブロードリスニング支援を公開
私たちdemocracy-Xは、長崎県政に関する市民の声の可視化・分析において、平田研さんのブロードリスニングの取り組みを支援しました。
ブロードリスニングとは
ブロードリスニングとは、多様な市民の声を広く収集・可視化し、意思決定に役立てる取り組みです。従来の手法では把握しきれない大量の声を、AIで整理・分析することで、政策検討に活かせる示唆を得られます。
使用技術: 広聴AI
今回の取り組みでは、デジタル民主主義2030のコミュニティで開発されている「広聴AI」を活用しました。
広聴AIは、米国AI Objective Institutesが開発した「Talk to the City」をベースに、日本の自治体や政治家の実務に合わせて機能改善を重ねたオープンソースのAIブロードリスニングツールです。GitHubで公開されており、誰でも活用できます。
広聴AIの特徴
- 効率的な分析: 大量のコメントから論点を整理し、意見を構造化
- 可視化機能: 意見グループの全体像と関係性を分かりやすく表示
- オープンソース: 透明性の高い開発プロセスと再利用可能な実装
長崎県政での成果
公開されたレポートでは、Googleフォームで収集したコメントをもとに分析を行い、以下の結果が示されています。
- コメント数: 407件
- 抽出した意見数: 873件
- 意見グループ: 49グループ(7つの上位クラスタに集約)
主要な論点として、若者支援と医療環境、地域経済と人材育成、交通インフラ整備、子育て支援、行政の透明性向上などが可視化されています。
今後の展開
democracy-Xは、今回のような実践を通じて、以下の取り組みをさらに進めます。
行政DX支援の拡充
- 自治体・政治現場での導入支援
- ブロードリスニング実施フローの整備
- 運用しやすい可視化環境の継続改善
AI活用の推進
- 広聴AIの機能改善への継続的な貢献
- 分析品質向上のためのプロンプト/評価改善
- 実務に適した分析手法の標準化
私たちの使命
democracy-Xは、テクノロジーの力で民主主義をより良くすることを目指しています。市民の声が政策形成に届く仕組みを支え、透明で参加型の社会づくりに貢献していきます。
