長崎県の風景とブロードリスニングのイメージ

長崎県政ブロードリスニング公開

by 口木裕太郎
公開: 2026/3/24更新: 2026/3/24
#発表#ブロードリスニング

長崎県政でのブロードリスニング支援を公開

私たちdemocracy-Xは、長崎県政に関する市民の声の可視化・分析において、平田研さんのブロードリスニングの取り組みを支援しました。

ブロードリスニングとは

ブロードリスニングとは、多様な市民の声を広く収集・可視化し、意思決定に役立てる取り組みです。従来の手法では把握しきれない大量の声を、AIで整理・分析することで、政策検討に活かせる示唆を得られます。

使用技術: 広聴AI

今回の取り組みでは、デジタル民主主義2030のコミュニティで開発されている「広聴AI」を活用しました。

広聴AIは、米国AI Objective Institutesが開発した「Talk to the City」をベースに、日本の自治体や政治家の実務に合わせて機能改善を重ねたオープンソースのAIブロードリスニングツールです。GitHubで公開されており、誰でも活用できます。

広聴AIの特徴

  • 効率的な分析: 大量のコメントから論点を整理し、意見を構造化
  • 可視化機能: 意見グループの全体像と関係性を分かりやすく表示
  • オープンソース: 透明性の高い開発プロセスと再利用可能な実装

長崎県政での成果

公開されたレポートでは、Googleフォームで収集したコメントをもとに分析を行い、以下の結果が示されています。

  • コメント数: 407件
  • 抽出した意見数: 873件
  • 意見グループ: 49グループ(7つの上位クラスタに集約)

主要な論点として、若者支援と医療環境、地域経済と人材育成、交通インフラ整備、子育て支援、行政の透明性向上などが可視化されています。

ブロードリスニング結果はこちらから確認できます

今後の展開

democracy-Xは、今回のような実践を通じて、以下の取り組みをさらに進めます。

行政DX支援の拡充

  • 自治体・政治現場での導入支援
  • ブロードリスニング実施フローの整備
  • 運用しやすい可視化環境の継続改善

AI活用の推進

  • 広聴AIの機能改善への継続的な貢献
  • 分析品質向上のためのプロンプト/評価改善
  • 実務に適した分析手法の標準化

私たちの使命

democracy-Xは、テクノロジーの力で民主主義をより良くすることを目指しています。市民の声が政策形成に届く仕組みを支え、透明で参加型の社会づくりに貢献していきます。


関連リンク